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2010年ノーベル物理学賞

たまにはサイエンスの話も!

つい数時間前に2010年のノーベル物理学賞の発表がありました。
受賞したのは

Andre Geim博士

Konstantin Novoselov博士


の2人。

受賞理由は "for groundbreaking experiments regarding the two-dimensional material graphene" 

2004年に初めて実験的にこの2人によって作製されて以来、ものすごい注目を浴びている材料で、学会でも多くの人が研究を進めてきました。

実は今年の初めにカガクシャ・ネットの仲間たちと執筆した本↓で




材料科学・工学の注目される研究分野という章を私が担当したのですが、その中でカーボンナノチューブと2004年にGeimとNovoselovによって発見されたGrapheneについて今後、非常に重要な材料だ、と言うこと書いたので、受賞そのものには驚きませんでしたが、2人がGrapheneを実験的に作製してから6年でのスピード受賞にアット言わせられました。

ただ、残念なのはこの前衛とも言える

カーボンナノチューブ

を発見した(正確には単層カーボンナノチューブの発見者の一人、多層ナノチューブに関しては異論あり、電子顕微鏡を使ってナノチューブの構造を決定したこと、“ナノ”研究に拍車をかけたことなど、飯島先生の貢献は大きい)

飯島澄男先生

ノーベル賞を取れる可能性がこれで極めて少なくなったことです。Grapheneは確かに素晴らしい材料ですが、これだけカーボンナノマテリアルの研究が行われ、様々なことが明らかにるのに、ナノチューブの貢献は非常に大きいと思うわけです。

また飯島先生は私の母校、

Arizona State University

で10年以上、電子顕微鏡法の研究をされた大先輩なので思い入れも強いです。

飯島先生とこのお二方が、カーボンナノマテリアルの革新的研究で、ノーベル賞を同時受賞していたらな~と思う今日この頃でした。


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Uはっぱ


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テーマ : 留学
ジャンル : 海外情報

tag : サイエンス ノーベル賞

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No title

今回の受賞のニュース,私も複雑な思いです.

グラフィンは今後重要な材料となることは,間違いないことだと思います.でも,実用化されていないものの発見や開発も受賞の対象になったのですね.

今回の受賞は,その期待値を込めてということでしょうか....

Re: No title

MASASHI様

レスありがとうございました。
仰るとおり、グラフィンの将来性は間違えないと思うのですが、まだ発見から6年で実際に世の中に出回っておらず…その一方、カーボンなのチューブは基礎研究もかなり進み、様々な応用が考えられています。

まずはナノチューブ、そしてグラフィンと行かなかったのが、非常に不思議です。
プロフィール

TOSHI@PHX

Author:TOSHI@PHX
2000年に大学院留学のために渡米、波乱万丈のアメリカでの16年間をよき伴侶(はっぱ)と息子(2ヶ月で渡米、現在高校2年生)と共に乗り越える。フェニックス、ボストン、そしてフェニックスを経て現在、カリフォルニア州アーバインに生息。

いつか、アメリカンドリームをかなえることを夢見つつ、今日も研究室で実験に励む。

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